店舗閉店時の不用品回収 詳細ガイド|費用相場と業者選びのポイント

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閉店日が決まった瞬間から、頭の中は「原状回復、解約、什器の処分、データの破棄…」と一気にあふれてきますよね。なかでも、厨房機器やオフィス家具をどう処分するかは、見積もり次第で 20 万円〜100 万円単位で差が出る部分です。家庭ごみと違って、店舗の不用品は「産業廃棄物」「事業系一般廃棄物」が混ざるため、自治体の粗大ごみではほぼ出せません。

この記事では、閉店までのタイムラインに沿って、費用相場・業者の選び方・マニフェストの扱い・買取活用までを、年間 4,000 件の現場を統括するミチビキくんと豊田さんが解説します。

この記事で分かること

  • ☑ 店舗・オフィス閉店時の不用品処分 4 つの方法と、向き不向き
  • ☑ 飲食店・物販・オフィスの規模別、費用相場マトリクス(MFS 年間 4,000 件集計)
  • ☑ 産業廃棄物と事業系一般廃棄物の違い、マニフェスト交付の実務
  • ☑ 閉店 60 日前から当日までの動き方タイムライン
  • ☑ 買取活用で実質負担を 3〜5 割下げる、現場の知恵

まずは無料で、閉店処分の概算を知りたい方へ

店舗の規模・業種・搬出条件を入力すると、複数業者の見積もりが一度に届きます。古物商と産業廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者だけが対応するので、安心して依頼できます。

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店舗閉店の不用品処分 4 つの方法 — 最初に知ってほしい全体像

店舗閉店の処分方法は、大きく「居抜き譲渡」「買取」「産業廃棄物処理」「一般廃棄物処理」の 4 つに分かれます。順序を間違えると、本来 30 万円で済む話が 80 万円になることもあります。

なぜそんなに差が出るのか、まずは全体像から見ていきましょう。

ミチビキくん
ミチビキくん
店舗の閉店って、家の片付けと何が違うんですか?業者さんに一括で頼めば全部終わるイメージなんですけど…
豊田さん
豊田さん
それが、家庭ごみと一番違うところなんです。店舗から出るものは「事業活動で発生したごみ」になるので、自治体の粗大ごみ・燃えるごみでは出せません。法律(廃棄物処理法)で、産業廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者しか運べないと決まっているんですよ(e-Gov 廃棄物処理法)。
ミチビキくん
ミチビキくん
えっ、知らずに普通の不用品回収業者に頼んだらマズいんですか?
豊田さん
豊田さん
許可なしの業者に頼むと、依頼した側(排出事業者)も罰則の対象になります。「業者が悪かった」では済まないのが、店舗閉店の怖いところなんです。
業者の作業・打ち合わせシーン

処分方法を選ぶ順序にはコツがあります。エコ・エイトさんの記事でも触れられている通り、「居抜き→買取→廃棄」の順で検討すると、廃棄物として処分する量が最小化されます。

① 居抜き譲渡(造作譲渡)

内装・厨房設備をそのまま次のテナントに引き継ぐ。譲渡料が入る場合もあり、廃棄費用がほぼゼロになる最強の選択肢。ただし買い手が見つかるかは別問題。

② 買取(古物商経由)

厨房機器・OA 機器・店舗什器のうち、再販可能なものを業者に買い取ってもらう。MFS の集計では、5 年以内の業務用冷蔵庫・製氷機・スチール什器は買取成立率が約 6 割。

③ 産業廃棄物として処分

金属・プラスチック・木製什器・蛍光灯など「事業活動で出る指定 20 品目」は産業廃棄物扱い。許可業者+マニフェストが必須。

④ 事業系一般廃棄物として処分

紙ごみ・残置食材・生ごみなど。市区町村の一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者に依頼。

ミチビキくん
ミチビキくん
なるほど、順序が大事なんですね。じゃあ、実際にどれくらい費用がかかるのか、規模別の相場が気になります。

規模・業種別の費用相場 — 1 坪から 100 坪まで

店舗閉店の不用品回収費用は、業種・規模・残置物の量により 10 万円〜200 万円まで大きく幅があります。

この幅は、什器の量・産廃比率・搬出経路の難易度で決まります。ご自身の店舗がどこに該当するかを見極めると、見積もりの妥当性が判断しやすくなります。

業種・規模 物量目安 通常閉店 急ぎ(2 週間以内) 買取活用後の実質負担
小規模飲食店(10〜15 坪) 2tトラック 1〜2 台 15〜35 万円 25〜50 万円 10〜25 万円
中規模飲食店(20〜40 坪) 2tトラック 2〜4 台 30〜70 万円 50〜100 万円 20〜50 万円
大規模飲食店(50 坪以上) 4tトラック 2〜4 台 70〜150 万円 100〜200 万円 50〜100 万円
小規模オフィス(20 坪以下・10 席程度) 2tトラック 1〜2 台 10〜25 万円 20〜40 万円 5〜15 万円
中規模オフィス(50 坪・30 席程度) 2tトラック 3〜5 台 25〜60 万円 40〜80 万円 15〜40 万円
物販・アパレル(15〜30 坪) 2tトラック 2〜3 台 20〜45 万円 35〜70 万円 12〜30 万円

(出典: MFS が 2024 年に対応した法人案件 約 480 件の集計)

ミチビキくん
ミチビキくん
同じ規模でも「通常」と「急ぎ」で倍くらい違うんですね…なぜそんなに変わるんですか?
豊田さん
豊田さん
2 週間以内の急ぎ案件は、買取査定の時間が取れないんです。本来なら厨房機器を 1 週間かけて買い手を探せば 30 万円で売れるところを、廃棄に回すしかなくなる。さらに、産廃処分場の予約が取りづらい時期だと、運搬コストも上乗せされます。先月、横浜の居酒屋さんで「閉店日の 5 日前に依頼」というケースがあって、通常見積もりより 22 万円高くなったんです。
ミチビキくん
ミチビキくん
5 日前は厳しいですね…逆に、いつから動き始めれば余裕がありますか?
豊田さん
豊田さん
理想は 閉店日の 60 日前 です。買取査定に 2〜3 週間、産廃業者の手配に 2 週間、原状回復工事との日程調整に 2 週間。これくらい取れると、買取で 3〜5 割の費用を相殺できます。

費用の決まり方をもう少し詳しく知りたい方は、1 点処分から全撤去までの料金マトリクス も参考にしてください。

ミチビキくん
ミチビキくん
60 日前から動くのが理想なんですね。それで気になるんですが、「産業廃棄物」と「事業系一般廃棄物」って、何がどう違うんですか?

産業廃棄物 vs 事業系一般廃棄物 — 法律上の区分と実務

店舗から出る不用品は、廃棄物処理法により「産業廃棄物」と「事業系一般廃棄物」に明確に分けられています。混ぜて処分すると、許可違反になります。

法律の話なので少し堅い内容ですが、ここを理解すると業者選びで失敗しません。

ミチビキくん
ミチビキくん
産廃って、工場から出るドロドロした廃液みたいなイメージだったんですけど、店舗にもあるんですか?
豊田さん
豊田さん
実は、店舗から出るものの 7 割は産廃なんです。法律で定められた 20 品目のうち、店舗で関わるのは主にこれです。
区分 該当する品目(店舗で多いもの) 処分先
産業廃棄物 金属くず(スチール什器・厨房設備)、廃プラスチック(看板・椅子)、ガラスくず、木くず(オフィス家具)、廃油 産廃収集運搬業許可業者
事業系一般廃棄物 紙くず(書類)、残置食材、生ごみ、可燃ごみ 一般廃棄物収集運搬業許可業者
特別管理産業廃棄物 廃蛍光灯(水銀含有)、感染性廃棄物(医療系) 特管産廃の許可業者
家電リサイクル法対象 業務用ではなく家庭用の冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコン リサイクル券+引取り

詳しい品目は 環境省 家電リサイクル法家電製品協会 リサイクル料金一覧 で確認できます。

ミチビキくん
ミチビキくん
業務用と家庭用で扱いが違うんですか?
豊田さん
豊田さん
そうなんです。たとえばコンビニや事務所の休憩室にある家庭用冷蔵庫は家電リサイクル法の対象で、リサイクル料金(4,000〜5,500 円程度)+運搬料がかかります。一方、飲食店の業務用冷蔵庫は産業廃棄物として処分するか、買取に回すかの判断になります。これを混同して見積もりを出す業者は要注意です。

マニフェスト(産業廃棄物管理票)の交付は排出事業者の義務

産廃を処分する場合、排出事業者(=閉店するお店側)はマニフェストの交付を必ず受ける必要があります。これは廃棄物処理法第 12 条の 3 で定められた義務で、業者まかせにはできません。

廃棄物処理法 第 12 条の 3 (要約) 事業者は、産業廃棄物を運搬または処分を委託する場合、産業廃棄物管理票(マニフェスト)を交付しなければならない。違反した場合、1 年以下の懲役または 100 万円以下の罰金。 (出典: e-Gov 廃棄物処理法)

ミチビキくん
ミチビキくん
えっ、業者が用意してくれるんじゃないんですか?
豊田さん
豊田さん
マニフェストの「用紙」は業者が用意します。でも、交付者(排出事業者)欄に署名・押印するのは依頼主のあなた自身です。そして、B2 票(運搬終了)・D 票(処分終了)・E 票(最終処分終了)が戻ってくるまで、5 年間の保管義務があります。これを怠ると、後から行政の立入検査で指摘されます。
ミチビキくん
ミチビキくん
業者まかせにできないんですね…ということは、ちゃんと許可を持っている業者を選ばないと、後で自分が困るってことですね。じゃあ、許可の見分け方を教えてください。

失敗しない業者選び 5 つのポイント — 現場で見た失敗パターンから

店舗閉店の業者選びは、許可・実績・見積もりの透明性・買取力・補償の 5 点で決まります。

なぜこの 5 点かというと、年間 4,000 件の現場で「あの業者にしておけばよかった」という後悔は、ほぼこの 5 項目に集約されるからです。

01

① 産業廃棄物収集運搬業許可の確認

必ず「都道府県知事の許可番号」を提示できる業者を選ぶ。許可は都道府県ごとなので、複数県をまたぐ場合は搬出元・搬入先の両方で許可が必要。

02

② 古物商許可(買取に必要)

警察庁の古物商許可制度 に基づく公安委員会の許可番号。これがないと「買取」と称した実質無料引取り(リユース価値ある物を業者が独占)が発生する。

03

③ 見積もりが項目別に分かれているか

「一式 50 万円」ではなく、「収集運搬費 ○ 円/産廃処分費 ○ 円/買取査定額 -○ 円/マニフェスト発行費 ○ 円」のように内訳が出る業者を選ぶ。

04

④ 店舗業種への対応実績

飲食店の厨房解体と、オフィスの OA 機器撤去はノウハウが違う。自社の業種で年間 50 件以上の実績がある業者が安心。

05

⑤ 損害補償保険の付帯

搬出時の壁・床の傷、エレベーター扉の損傷など、原状回復工事に響くトラブルへの保険加入。MFS では三井住友海上の最大 3,000 万円の補償保険を付帯しています。

ミチビキくん
ミチビキくん
許可番号って、ホームページに書いてあったら本物なんですか?
豊田さん
豊田さん
書いてあるだけでは不十分です。都道府県の環境部局のサイトで「産業廃棄物処理業者検索」ができるので、許可番号・業者名・住所が一致するかを必ず確認してください。先月、千葉のオフィス閉鎖案件で、相見積もりに来た業者の許可番号を調べたら、5 年前に取り消されていたケースがありました。
ご家族・お客様の検討シーン
ミチビキくん
ミチビキくん
取り消されてたんですか…!ホームページには堂々と書いてあったのに?
豊田さん
豊田さん
そういう業者ほど更新を怠ったまま営業を続けるんです。逆に、ちゃんとした業者は更新時期になると自社サイトの番号も書き換えますし、見積書にも有効期限を記載します。

業者選びでもう少し深く知りたい方は 失敗しない業者選び 5 ポイント も合わせて読んでみてください。

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AI一括見積もりは、産業廃棄物収集運搬業許可と古物商許可を確認した業者だけが対応します。許可番号の自己確認の手間が省けます。

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ミチビキくん
ミチビキくん
業者選びの軸がはっきりしました。次に気になるのが、閉店までの全体の流れです。いつ何をすればいいんですか?

閉店 60 日前から当日までのタイムライン — 動き方の手順

閉店の不用品処分は、60 日前に動き出すのが理想、最低でも 30 日前には業者選定を終えたいところです。

逆算しないと「買取査定の時間がなく全廃棄」「マニフェスト処理が間に合わず違法処分」というリスクが出てきます。

1

STEP1:閉店 60 日前 — 居抜き譲渡の可能性を探る 不動産仲介や居抜き専門業者に相談。譲渡が決まれば、什器処分費用がほぼゼロに。家賃 1〜2 ヶ月分の譲渡料が入るケースもある。

2

STEP2:閉店 45 日前 — 不用品の棚卸し・買取査定 什器・厨房機器・OA 機器のリストを作成し、古物商許可業者に査定依頼。製造 5 年以内・主要メーカー品は買取成立率が高い。

3

STEP3:閉店 30 日前 — 産廃業者の選定・相見積もり 3 社程度から見積もりを取得。許可番号・補償保険・内訳の透明性で比較。原状回復工事との日程調整もこの時期に。

4

STEP4:閉店 14 日前 — 業者契約・マニフェスト準備 契約書・マニフェスト用紙の事前確認。電子マニフェスト(JWNET)を使う業者なら、後日の管理が楽。

5

STEP5:閉店日〜閉店 +7 日 — 搬出当日・原状回復連動 朝から搬出開始、買取品の引き渡し・産廃の積み込み・マニフェスト B2 票の受領を当日中に。原状回復工事の業者と入れ替わるように撤収。

6

STEP6:閉店 +30 日〜90 日 — マニフェスト D 票・E 票の確認 処分終了・最終処分終了のマニフェスト返送を確認。5 年間保管。

ミチビキくん
ミチビキくん
60 日前から動くと、買取で費用が下がるんですよね?具体的にどのくらい変わるんですか?
豊田さん
豊田さん
MFS の集計だと、60 日以上前に依頼いただいた案件は、処分費に対して 平均 38% の買取相殺 ができています。一方、2 週間以内の急ぎ案件だと相殺率は 11% まで落ちます。100 万円規模の案件なら、27 万円の差です。
ミチビキくん
ミチビキくん
27 万円!それは早めに動くべきですね。じゃあ、特に買取で値がつきやすいものって何ですか?

買取で実質負担を下げる — 値がつきやすい品目と注意点

店舗閉店時の買取で値がつきやすいのは、業務用厨房機器・OA 機器・スチール什器の 3 ジャンルです。

逆に、値がつかない/つきにくいものを事前に把握しておくと、見積もりが現実的になります。

品目 買取の目安 条件
業務用冷蔵庫・冷凍庫(ホシザキ等) 2 万〜15 万円 製造 5 年以内・動作確認 OK
製氷機・食洗機 1.5 万〜10 万円 主要メーカー・5 年以内
ガスレンジ・フライヤー 5 千〜5 万円 ガス種・容量により変動
複合機・コピー機(キヤノン・リコー等) 1 万〜8 万円 リース完了済み・カウンタ少
スチールデスク・キャビネット 3 千〜2 万円/点 コクヨ・オカムラ等の主要メーカー
椅子(オフィスチェア) 2 千〜1.5 万円/点 アーロン・コンテッサ等は高評価
木製テーブル(飲食店向け) 千〜5 千円/点 状態次第、リユース市場の需要次第

(参考: MFS 2024 年買取実績の中央値より)

ミチビキくん
ミチビキくん
ホシザキの冷蔵庫が 15 万円!?捨てたらゼロなのに、すごい差ですね。
豊田さん
豊田さん
実は、ホシザキ・パナソニックの業務用は中古市場でも人気が高くて、5 年以内なら新品定価の 2〜3 割で売れるんです。でも、これを「廃棄」として依頼してしまうと、逆に処分費 8,000〜15,000 円を払うことになる。23 万円の差が出るわけです。
ミチビキくん
ミチビキくん
逆に、値がつかないものって何ですか?
豊田さん
豊田さん
製造 10 年以上経過した厨房機器店舗ロゴ入りの什器特注サイズの造作什器汚れ・破損の激しいもの は値がつきにくいです。意外と知られていないのが、店名入りの食器・看板・メニュー。リユース価値がゼロで、産廃として処分するしかありません。
ミチビキくん
ミチビキくん
店名入りは盲点でした…さて、ここまでで全体像はつかめたんですが、最後に細かい疑問をまとめて聞いてもいいですか?

よくある質問 — 法人・店舗閉店の不用品回収

Q1. テナント退去の原状回復工事と、不用品回収はどちらを先にやるべき?

不用品回収が先で、原状回復工事が後です。順序を逆にすると、解体された内装の上に什器が残り、二重に処分費がかかります。理想は「不用品搬出 → 床・壁の状態確認 → 原状回復工事着工」の 1 週間程度の流れです。

Q2. リースのコピー機やレジは、勝手に処分していい?

絶対にいけません。リース契約品は所有権がリース会社にあります。閉店が決まった時点で必ずリース会社に連絡し、解約手続き(残債精算・引取り日程)を行ってください。残置のまま閉店すると、無断処分として損害賠償請求の対象になります。

Q3. 顧客情報の入った PC や書類はどう処分する?

物理破壊または専門業者によるデータ消去証明書付きの処分が必要です。一般的な廃棄では情報漏洩リスクがあり、個人情報保護法・マイナンバー法の違反になりかねません。MFS では HDD の物理破壊+破壊証明書発行を 1 台 3,300 円から対応しています。書類はマル秘文書溶解処理(専用車での裁断・溶解)が安全です。

Q4. 急な閉店(1 週間以内)でも対応してくれる業者はある?

対応可能な業者はあります。ただし通常見積もりの 1.5〜2 倍が相場です。MFS の例では、3 日前依頼の中規模飲食店(30 坪)で、通常 60 万円のところ 95 万円となったケースがあります。急ぎ対応では買取査定の時間が取れず全廃棄になることが多く、コスト面で不利になります。

Q5. 産廃と一般廃棄物、別々の業者に頼まないといけない?

許可を両方持っている業者なら 1 社で済みます。ただし、一般廃棄物収集運搬業の許可は市区町村単位、産業廃棄物は都道府県単位なので、エリアによっては別業者になることもあります。事前に「うちは産廃と一廃の両方の許可があるか」を確認してください。

Q6. 業者から「うちはマニフェストなしでも安く処分できる」と言われた

絶対に依頼しないでください。マニフェストなしの処分は廃棄物処理法違反で、不法投棄に直結します。発覚した場合、排出事業者(=店舗側)に 5 年以下の懲役または 1,000 万円以下の罰金が科される可能性があります。

Q7. 全国どこでも対応してくれる業者の探し方は?

複数県にまたがる店舗チェーンの一括閉店なら、全国ネットワークを持つ業者が便利です。ただし「全国対応」と謳っていても、実態は地元業者への再委託というケースが多い。再委託の場合もマニフェストは適正に流れるか、丸投げで管理が甘くなっていないかを確認してください。AI一括見積もりでは、各エリアの直接対応業者をマッチングします。

ミチビキくん
ミチビキくん
細かい疑問が一気に解消しました。最後に、これから閉店処分に動き出す方へ、豊田さんから一言お願いします。

まとめ — 60 日前の一本の電話が、数十万円を変える

先月、横浜市のある居酒屋さんから連絡をいただきました。閉店日まで残り 50 日。最初のご相談は「処分費を 100 万円以内に収めたい」というものでした。

現地を見させていただいたところ、製造 3 年のホシザキ業務用冷蔵庫、コクヨのスチール什器、5 年以内の食洗機など、買取で値がつくものが多くありました。50 日あったので、買取査定にじっくり時間をかけられたんです。

最終的な精算は、処分費 78 万円 - 買取査定額 31 万円 = 実質負担 47 万円。最初に想定されていた 100 万円から半額以下に収まりました。

オーナーさんが帰り際に「もしギリギリで頼んでいたら、こんなに変わらなかったですよね」とおっしゃっていました。本当にその通りで、買取査定には時間が必要なんです。

閉店が決まった日が、動き出すベストタイミングです。まずは概算だけでも知っておくと、その後の資金計画が立てやすくなります。AI一括見積もりでは、店舗の規模と業種を入力するだけで、許可済み業者の概算が複数届きます。閉店日が決まったタイミングで、ぜひ一度試してみてください。

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監修:豊田貴士(株式会社MFS 現場統括責任者)

エコクイッカーを運営する株式会社MFSで、年間約 4,000 件の回収現場を統括しています。古物商許可(神奈川県公安委員会 第 451430009493 号)・産業廃棄物収集運搬業許可(神奈川県・東京都)を保有し、スタッフ 14 名・専用トラック 9 台で対応しています。損害補償保険は三井住友海上の最大 3,000 万円を全案件に付帯。店舗閉店は、動き出すタイミングひとつで費用が大きく変わります。「もう日がない」という方でも、まずはご相談ください。最善の進め方を一緒に考えます。

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