屋外家具の処分方法 詳細ガイド|ガーデンチェア・テーブルの捨て方と費用
「庭に置きっぱなしのガーデンテーブル、そろそろ処分したいけれど、これって粗大ごみで出せるの…?」
ベランダで長年使ったチェア、雨ざらしで色あせたパラソル、錆びついた物置台。屋外家具は室内家具と違って「素材がバラバラ」で「解体しにくい」ため、いざ捨てようとすると意外に迷う品目です。処分方法は大きく分けて 5 つあり、選び方次第で費用も手間も大きく変わります。
この記事では、屋外家具の処分でつまずきやすいポイントを、ミチビキくんと現場統括の豊田さんが解説します。
この記事で分かること
- ☑ 屋外家具の処分方法 5 つと、それぞれの向き不向き
- ☑ 素材別(木製・金属・プラスチック・石材)の処分ルールの違い
- ☑ 自治体粗大ごみと業者依頼の費用比較(MFS 年間 4,000 件の集計データより)
- ☑ 雨ざらしで劣化した屋外家具でも買取できるケース
- ☑ 安心して頼める業者を見抜く 5 つのチェックポイント
屋外家具はなぜ処分に迷う? — 室内家具との 3 つの違い
屋外家具の処分が難しいのは、「素材が複合的」「サイズが大きい」「劣化が激しい」という 3 つの特徴が重なるからです。この 3 点を押さえると、どの処分方法を選ぶべきかが自然と見えてきます。
① 素材が複合的
木製の天板+スチール脚、アルミフレーム+テンパードガラス、樹脂+鉄骨など、1 台に複数素材が混在するのが屋外家具の特徴。分別ルールが自治体で異なる。
② サイズが大きく重い
ガーデンテーブルや物置ベンチは、室内家具より一回り大きい設計が多い。1 人では搬出できず、玄関を通らないケースもある。
③ 屋外劣化で解体が難しい
ネジやボルトが錆びついて外れない、木部が腐って持つとバラバラになる。DIY 解体を諦めて業者に頼むケースが年々増えています。
④ 石材・コンクリート製は「産業廃棄物扱い」の可能性
石のガーデンテーブルやコンクリート製ベンチは、自治体の粗大ごみで受け付けてもらえないことが多い。専門業者経由で 廃棄物処理法 に基づいた処理が必要です。
屋外家具の処分方法 5 選 — メリット・デメリットを一覧比較
屋外家具の処分方法は、大きく ①自治体粗大ごみ ②自治体の持ち込み処分 ③リサイクルショップ・フリマ売却 ④購入店の引き取り ⑤不用品回収業者 の 5 つに分かれます。物量と時間、そして家具の状態で選び分けるのがコツです。
| 処分方法 | 費用目安 | 手間 | 所要期間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| ①自治体粗大ごみ | 300〜2,500 円/点 | 中(申込・搬出) | 1〜4 週間 | 1〜2 点・時間に余裕あり |
| ②自治体持ち込み | 10 円/kg 前後 | 大(車両必須) | 即日 | 車があり・急ぐ |
| ③売却(買取・フリマ) | 収入になる可能性 | 大(撮影・梱包) | 数日〜数ヶ月 | 状態良好・ブランド品 |
| ④購入店引き取り | 無料〜数千円 | 小 | 買い替え時のみ | 買い替え予定あり |
| ⑤不用品回収業者 | 3,000〜15,000 円/点 | 極小 | 即日〜数日 | 3 点以上・搬出困難 |
①自治体粗大ごみ — 最安だが「搬出できる状態」が前提
自治体の粗大ごみ回収は、1 点あたり 300〜2,500 円程度(自治体差あり)で処分できる最も安い方法です。ただし、指定日に 家の前まで自分で運び出す必要がある のが最大の壁になります。
たとえば東京 23 区の例では、ガーデンテーブル(1m 超)は 1,200〜2,000 円、ガーデンチェア 1 脚が 400〜800 円が目安。全国的にも同水準で、たとえば横浜市は最大辺 1.5m 未満で 500〜1,000 円台、大阪市は 400〜1,000 円が中心です(各市公式サイトより)。
②清掃工場・処理施設への直接持ち込み
車があるなら、自治体の処理施設に自分で持ち込む方法もあります。料金は 10 円/kg 前後(自治体差あり)と非常に安く、その日のうちに処分できるのが強みです。ただし、平日昼間しか受け付けない施設が多く、事前予約が必要な地域も増えています。
③リサイクルショップ・フリマアプリで売る
状態がよく、ブランドもの(タカショー、コールマン、スノーピーク等)なら売却が有力な選択肢です。購入時のパンフレットがあると査定額が上がることも多いため、捨てる前に購入時の書類が残っていないか確認する価値があります。
④購入店の引き取りサービス
ホームセンターや家具店で買い替える際、旧品を引き取ってくれるサービスです。ニトリ、IKEA、コーナンなど大手は同等品を購入した場合に限り無料〜数千円で引き取り可能な店舗があります。買い替え予定があるなら見逃せない選択肢です。
⑤不用品回収業者 — 搬出困難・複数点処分の切り札
「重くて動かせない」「庭の奥にあって運び出せない」「複数点まとめて片付けたい」場合の切り札が不用品回収業者です。屋外家具 1 点なら 3,000〜8,000 円、まとめて 3〜5 点なら軽トラック 1 台分プランで 10,000〜25,000 円が相場です。
屋外家具の処分費用はどれくらい? — 品目別・方法別の相場マトリクス
屋外家具の処分費用は、品目 × 処分方法 × 素材の 3 軸で決まるのが実態です。ここでは代表的な屋外家具について、方法別の相場を一覧化しました。
| 品目 | 自治体粗大ごみ | 持ち込み | 業者単品 | 業者まとめ(3 点〜) | 買取可能性 |
|---|---|---|---|---|---|
| ガーデンテーブル(木・小) | 500〜1,200 円 | 500〜1,500 円 | 3,000〜6,000 円 | まとめ料金内 | △(状態次第) |
| ガーデンテーブル(石・大) | 受付不可の地域多い | 2,000〜5,000 円 | 8,000〜20,000 円 | 個別加算 | ×原則不可 |
| ガーデンチェア 1 脚 | 300〜800 円 | 300 円前後 | 2,000〜4,000 円 | まとめ料金内 | △ |
| パラソル(3m 級) | 800〜1,500 円 | 500〜1,000 円 | 3,000〜5,000 円 | まとめ料金内 | ○(未使用時) |
| ベンチ(木製・2 人用) | 800〜1,500 円 | 500〜1,000 円 | 4,000〜7,000 円 | まとめ料金内 | △ |
| 物置(小型・組立式) | 1,500〜2,500 円 | 1,000〜2,000 円 | 15,000〜30,000 円 | 解体費込み | × |
| ガーデン用ラティス | 300〜800 円 | 300〜500 円 | 2,000〜3,000 円 | まとめ料金内 | × |
| 大型プランター(陶器) | 500〜1,200 円 | 500〜1,000 円 | 2,500〜5,000 円 | まとめ料金内 | ×原則不可 |
※金額は全国の主要自治体および MFS 系列が 2024 年に対応した約 4,000 件の現場データを基にした概算です(MFS 集計)。
現場データ:MFS 2024 年集計 屋外家具の処分依頼のうち、47% が「物置・大型ベンチ・石製テーブル」など解体・重量物対応が必要な案件でした。単品処分より、まとめて複数点を依頼した方が 1 点あたりのコストは平均 32% 下がる傾向があります。
自治体粗大ごみで屋外家具を出す — 素材別の注意点
自治体粗大ごみは最安ですが、屋外家具特有の落とし穴があります。素材によって受付可否・料金・分別ルールが変わるため、申し込み前の確認が必須です。
① 石材・コンクリ製は原則受付不可
御影石のガーデンテーブル、コンクリ製ベンチ、大型プランター(陶器・磁器)は、多くの自治体で粗大ごみ対象外。「不燃ごみ」でも重量制限で出せないため、業者依頼または処理施設への持ち込みが必要です。
② サイズ上限に注意
「最大辺 1.8m 以下」「一辺 30cm 以上 x m 以下」など、自治体ごとに上限があります。3m 級のパラソルや長尺ベンチは、切断・解体しないと出せない地域が多い。
③ 分別ルールが自治体で違う
「木製部分は可燃粗大、金属脚は不燃粗大」と分けるルールの地域(横浜市など)と、混合可の地域(東京 23 区の多く)があります。事前に自治体サイトで確認を。
④ 収集日は 1 ヶ月待ちも
繁忙期(3〜4 月、10〜11 月)は申込から回収まで 3〜4 週間かかることも。急ぐ場合は自治体では対応できません。
雨ざらしの屋外家具でも売れる? — 買取できるケースと諦めどき
「もう色あせて汚いから捨てるしかない」と思いきや、実は屋外家具の一部は買取可能性があります。捨てる前に一度、査定に出す価値があります。
買取が期待できる屋外家具
- ブランドアウトドアチェア:コールマン、スノーピーク、ヘリノックス等
- 国産ガーデン家具ブランド:タカショー、山善(高機能モデル)、ジャービス商事
- 輸入家具:チーク材の本格ガーデンセット(未処理・要メンテ品でも可)
- 未使用・箱付きパラソル:イタリア製など
- 鋳鉄製アンティーク家具:錆があっても味として評価
買取困難で処分推奨のもの
- ノーブランドの樹脂チェア(3,000 円以下で買えるもの)
- 木部にカビ・腐食が広範囲にあるもの
- 布部分(パラソル生地・チェアクッション)が破れているもの
- 石材・コンクリ製品(運搬コスト >> 価値)
- 5 年以上屋外放置のスチール製品(錆による強度低下)
買取査定を上げる 3 つのコツ
- 購入時のパンフレット・保証書を用意:査定額が上がることも多くあります
- 軽く水拭きしてから査定依頼:見た目印象で判断が変わる
- セット品はバラさず一式で:2 脚椅子+テーブルの 3 点セットが標準
現場エピソード(2024 年秋・関東) 「もう捨てる」と依頼を受けたチーク材のガーデンテーブル + チェア 4 脚。10 年間屋外に置かれた品で、木部は灰色に変色していました。それでも、古物商許可を持つ提携リユース事業者に確認したところ、輸入元がわかる仕様書があったため 12,000 円で買取。処分費用 8,000 円と合わせて、実質約 20,000 円のプラスになりました(MFS 実案件より)。
屋外家具を業者に頼むとき、失敗しない選び方 5 ポイント
業者依頼は便利ですが、選び方を間違えると相場より高く請求されるケースもあります。年間 4,000 件の現場を見てきた立場から、屋外家具の依頼で特に大事な 5 つのチェックポイントをまとめます。
POINT 1:許可証を必ず確認 一般廃棄物収集運搬業許可(または自治体の委託契約)を持っているかを確認。無許可業者は違法回収で、後日不法投棄されるリスクあり。当社(MFS)は産業廃棄物収集運搬業許可を神奈川県・東京都で保有しています。
POINT 2:見積もりに「解体費」「搬出費」が明記されているか 屋外家具特有の項目です。「一式 ○○ 円」だけの見積もりは、当日「解体費が別途 1 万円」と追加請求されるリスクあり。項目別の内訳を書面でもらいましょう。
POINT 3:損害補償保険の加入有無 重量物の搬出中に外壁や床を傷つけるトラブルは、屋外家具の現場では珍しくありません。当社は三井住友海上の最大 3,000 万円補償に加入しています。
POINT 4:買取査定も同時にできるか 処分と買取を別業者に頼むと、2 度手間かつ運搬費が余計にかかります。古物商許可(当社は神奈川県公安委員会 第451430009493号)を持つ業者なら、査定・買取・処分を一括対応できます。
POINT 5:口コミの「悪い評価」も確認 星 5 だけでなく、星 1〜2 の口コミも読む。「追加請求された」「時間通りに来なかった」などの具体的な失敗談があれば要警戒。
屋外家具の処分でよくある質問
Q1. 錆びついてボルトが外れないガーデンテーブル、DIY で解体できますか?
工具があれば可能ですが、無理は禁物です。屋外に 5 年以上あった鉄部は、電動グラインダーやディスクサンダーがないと切断できないケースが多く、無理に力を加えて怪我をする事故が現場でもよくあります。金属用のこぎりで手作業だと 1 本 30 分以上かかることも。処分費用と工具レンタル費・時間を比べて判断するのがおすすめです。
Q2. 家電リサイクル法の対象になる屋外家具ってありますか?
屋外家具そのものは対象外ですが、庭に置いていた古い冷蔵庫や洗濯機は家電リサイクル法の対象です。この 4 品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機)は粗大ごみで出せず、家電製品協会のリサイクル料金一覧に沿った処分が必要になります。屋外家具のついでに家電も片付ける場合は、業者にまとめて頼むのが便利です。
Q3. マンションのベランダのガーデンチェア、どう出せばいいですか?
通常の家具粗大ごみと同じ扱いです。ただし、エレベーターに乗るサイズか、共用廊下を通れるかを事前に確認しておきましょう。マンションによっては「粗大ごみを共用部に一時的にでも置くのは禁止」というルールもあるため、管理規約の確認も忘れずに。
Q4. 石のガーデンテーブルは本当に自治体で処分できないんですか?
多くの自治体で対象外です。石材やコンクリ製品は「産業廃棄物扱い」となる可能性があり、廃棄物処理法に沿った処理業者経由での処分になります。当社の実績では、100kg 超の石製テーブル 1 台で 15,000〜25,000 円が相場です。
Q5. 業者に頼む場合、どのくらい前に予約すべきですか?
繁忙期(3〜4 月、10〜11 月)は 1〜2 週間前、閑散期(1〜2 月、6〜7 月)は 2〜3 日前で足ります。ただし、屋外家具のみのご依頼は「他の作業とのついで」で受ける業者も多いため、平日+午前中の枠を狙うと即日〜翌日対応が取りやすくなります。
Q6. 買取と処分を同じ業者に頼んで断られたら?
「買取できるものだけ査定し、それ以外は処分」という応相談型の業者を選ぶのがコツです。AI一括見積もりに登録している業者の多くは、買取と処分を同時対応できる古物商許可保有業者です。
Q7. 引越しのついでに屋外家具を処分できますか?
引越し業者のオプションで対応する会社もありますが、料金が割高になりがちです。屋外家具は「引越し当日ではなく前日までに」不用品回収業者に依頼して片付ける方が、総額が安く済むケースが多いです。
まとめ:屋外家具の処分方法チェックリスト
最後に、失敗しない屋外家具の処分手順をチェックリストで振り返ります。
屋外家具 処分前のチェックリスト
Step 1:状態と価値を確認
- ☑ ブランド名・購入時の書類が残っているか確認した
- ☑ 木部・金属部の腐食・錆の程度を目視チェックした
- ☑ 一度水拭きして状態を確認した
Step 2:処分方法を選ぶ
- ☑ 1〜2 点だけなら自治体粗大ごみを検討
- ☑ 3 点以上、または搬出困難なら業者依頼を検討
- ☑ 買い替え予定なら購入店の引き取りサービスを確認
- ☑ ブランド品・状態良好品は査定依頼を検討
Step 3:業者依頼の場合
- ☑ 一般廃棄物または産業廃棄物の許可証を確認
- ☑ 見積もりに解体費・搬出費・処分費の内訳が明記
- ☑ 損害補償保険の加入有無を確認
- ☑ 古物商許可があり買取査定も同時対応可能か
- ☑ 複数社(2〜3 社)から見積もりを取って比較
Step 4:自治体粗大ごみの場合
- ☑ 素材別の分別ルールを自治体サイトで確認
- ☑ サイズ上限(最大辺の長さ)をクリアしているか
- ☑ 石材・コンクリ製は対象外の可能性を確認
- ☑ 収集日まで屋外・玄関先に一時保管できるか
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