キャットタワーの処分方法 詳しく解説|大型・小型別の捨て方と費用相場
愛猫が長年使ったキャットタワー、いざ処分しようとすると意外と困りますよね。「天井まで届く突っ張り式、どうやって運び出すの?」「布や麻紐がボロボロで、何ゴミに出せばいいの?」「猫が亡くなって、思い出のあるものを雑に捨てたくない…」。
実はキャットタワー、サイズや素材によって処分方法も費用もまったく違います。粗大ごみで数百円のケースもあれば、大型で解体が必要な場合は業者を呼んだほうが結果的に楽だったりもします。
この記事では、ミチビキくんと現場統括の豊田さんが解説します。
この記事で分かること
- ☑ キャットタワーの処分方法5つと、サイズ・状況別の向き不向き
- ☑ 処分方法別の費用相場マトリクス(粗大ごみ・解体・買取・業者依頼の比較)
- ☑ 大型・突っ張り式・据え置き型それぞれの解体・搬出のコツ
- ☑ 無料で引き取ってもらえるケースと、買取で実質負担を下げる方法
- ☑ 安心して頼める不用品回収業者を見抜く5つのチェックポイント
キャットタワーは何ゴミ?素材で変わる分別の基本
キャットタワーは多くの自治体で「粗大ごみ」扱いになりますが、解体すれば一般ごみとして出せるケースも多いです。判断のカギは「一辺の長さが30cm(または50cm)を超えるかどうか」。これが粗大ごみ判定のラインです。
ステップ・ハウス・ベッド部分
布・MDF・ウレタンの複合素材。多くの自治体で「燃えるごみ(可燃)」または「燃やすごみ」。30cm以下に解体すれば袋に入れて出せる
ポール(支柱)
段ボール芯+麻紐、もしくは木製。木製は「燃えるごみ」、麻紐は外せば一般ごみ。長さがある場合は粗大ごみ扱い
ネジ・突っ張り金具・base板
金属部品は「金属ごみ」または「不燃ごみ」。base(土台)板が分厚い場合は粗大ごみ判定になる自治体も
ハンモック・吊り下げ部品
布製は「燃えるごみ」。プラスチック部品は「プラごみ」もしくは「不燃ごみ」
なお、自治体ごとの分別ルールは少しずつ違うので、お住まいの市区町村の公式サイトで「キャットタワー」または「猫用品」と検索して確認してください。
キャットタワーの処分方法5選 — 現場で見た選び方の正解
キャットタワーの処分方法は大きく5つあります。「自治体粗大ごみ」「解体して一般ごみ」「リサイクルショップ買取」「フリマアプリ出品」「不用品回収業者」。それぞれ向き不向きがあるので、状況別の判断軸を整理します。
方法1: 自治体の粗大ごみとして出す 費用: 200〜1,000円程度。シールを買って指定日に出すだけ。ただし大型・突っ張り式は2階以上から1階まで自力で運ぶ必要あり
方法2: 解体して一般ごみで出す 費用: ほぼ無料(ごみ袋代のみ)。最も安いが、ネジ・金具・布の分別が必要で1〜2時間かかる
方法3: リサイクルショップやフリマで売る 費用: マイナス(売上が出る)。ただし状態が良い・人気ブランド限定。猫の使用感が強いと買取不可がほとんど
方法4: 知人・保護猫団体に譲渡 費用: 0円。地域の里親会や保護団体がもらってくれるケースあり。事前連絡必須
方法5: 不用品回収業者に依頼 費用: 3,000〜8,000円(単品)。解体・搬出すべて任せられる。他の不用品とまとめると割安に
逆に、小型(60〜90cm)の据え置きタイプで、お住まいが1階かエレベーター付きなら、粗大ごみで500円前後で済むことがほとんど。無理に業者を呼ぶ必要はありません。
現場メモ(MFS年間4,000件集計より) キャットタワー処分のご依頼で最も多いのは「ペットのお見送り後、他の用品もまとめて整理したい」というケース。トイレ・キャリーケース・フード備蓄・布団など複数品をまとめると、単品3,000〜8,000円が「まとめて15,000〜25,000円」の中に含められ、1点あたりの単価が下がります。
処分方法別の費用相場マトリクス — 状況で2〜3倍変わる理由
キャットタワーの処分費用は、サイズ・処分方法・地域で大きく幅があります。一律「いくら」とは言えないので、条件別に整理します。
| 処分方法 | 小型(〜90cm) | 中型(90〜150cm) | 大型(150〜220cm) | 即日対応の追加 | 買取活用後の実質負担 |
|---|---|---|---|---|---|
| 自治体粗大ごみ | 200〜500円 | 400〜800円 | 600〜1,500円 | 不可 | - |
| 解体して一般ごみ | 0円(袋代のみ) | 0円(袋代のみ) | 0円(袋代のみ) | 不可 | - |
| リサイクルショップ買取 | 0〜+2,000円 | 0〜+5,000円 | 0〜+8,000円 | 不可 | プラスになる場合あり |
| 不用品回収業者(単品) | 3,000〜5,000円 | 4,000〜7,000円 | 5,000〜10,000円 | +2,000〜3,000円 | 買取と相殺で-1,000〜-5,000円 |
| 業者まとめ(他品目と) | 単品料金加算なし | 単品料金加算なし | 単品料金加算なし | +2,000〜3,000円 | 全体パック15,000〜25,000円〜 |
(出典: MFS(エコクイッカー)が2024年に対応した約4,000件のうち、キャットタワー関連実績の集計より)
逆に「布がボロボロ」「麻紐がほつれている」「猫の匂いが染み付いている」は買取不可がほぼ確定。この場合は処分一択ですね。
業者目線で本音を言うと キャットタワー単品で業者を呼ぶのは、実はコスパが悪いです。基本料金や出張費が乗るので、200円の粗大ごみシール1枚で済む話に5,000円かかってしまう。なお、「他に処分したいもの(ソファ・布団・家電など)」が1点でもあれば、まとめて頼んだほうがトータルで安く・楽になります。
自分で解体するときのコツ — 大型・突っ張り式の安全な外し方
キャットタワーの解体は、構造を理解すれば30分〜1時間で終わります。ただし、大型・突っ張り式は途中で倒れると危険なので、2人作業か壁に固定しながら作業してください。
STEP1: 上から順に外す原則 突っ張り式は天井のテンション(突っ張り力)を緩めるのが最初。天井側のネジを反時計回りに回して、ポールを少し下げる。これで安全に倒せる状態になる
STEP2: ハンモック・ステップを外す ポールに固定されているステップ、ベッド、ハンモックを上から順に外す。多くは六角レンチで固定されている
STEP3: ポール(支柱)を抜く 段ボール芯のポールは手で引き抜ける。木製ポールはbase板から外す
STEP4: base板を解体 分厚いbase板は粗大ごみ扱いになる自治体が多い。30cm以下に切断できればノコギリで分割し一般ごみへ
STEP5: 分別して袋詰め 布類は燃えるごみ、金属(ネジ・金具)は不燃ごみまたは金属ごみ、麻紐は燃えるごみへ
1つ目: 浸透潤滑剤(KURE 5-56など)をネジに吹き付けて5分待つ。これで7割は回ります。 2つ目: それでもダメなら、プラスドライバーをグリップ付きに替えて、上から体重をかけながら回す。 3つ目: それでもダメなら、ポール自体をノコギリで切断してbase板から切り離す。
ここまでやっても外れない場合、無理せず業者に頼むのが安全です。先月、八王子市で「ネジを舐めて(つぶして)しまい、base板ごと処分したい」というご相談がありました。回収費用4,400円でしたが、お客様は「自分でケガするより安心だった」とおっしゃっていました。
業者選び5つのポイント — 現場で見た失敗パターンから
不用品回収業者は全国に何千社とありますが、残念ながら無許可業者やぼったくり業者のトラブルも一定数あります。安心して頼める業者を見抜くポイントは5つに絞れます。
法律の基礎知識 家庭から出る不用品を有償で回収するには「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要です。古物商許可だけで「無料回収」と謳う業者もありますが、不用品をトラックで巡回回収するのは違法のケースが多い。詳しくはe-Gov 廃棄物処理法で確認できます。
ポイント1: 古物商許可の番号を明示しているか
公式サイトに「公安委員会 第◯◯◯◯◯◯号」と記載があるか。買取を謳うなら必須。警察庁 古物商許可制度で確認可能
ポイント2: 産業廃棄物収集運搬業の許可があるか
法人・事業ごみを扱う場合に必要。家庭ごみのみなら「一般廃棄物収集運搬業」許可を委託先と連携しているかをチェック
ポイント3: 見積もりが「総額表示」か
基本料金・出張費・処分費が明細で分かれているか。「一式◯円」だけの業者は追加請求のリスクあり
ポイント4: 損害補償保険に加入しているか
作業中に壁・床を傷つけた場合の補償。MFS(エコクイッカー)は三井住友海上の最大3,000万円の損害補償保険に加入
ポイント5: 「無料回収」を強調する車に飛び乗らない
スピーカーで町内を巡回する業者の8割は無許可営業(消費者庁注意喚起より)。後から高額請求のトラブルが多発
ちゃんとした業者は、事前に書面または画面で見積もりを出します。AI一括見積もりのように複数社の見積もりを比較できる仕組みを使えば、相場感を持ったうえで判断できるので安心です。
無料引取り・買取の可能性 — 実質負担をゼロに近づける
キャットタワーを「無料で」または「プラスに」処分する方法は、限定的ですがあります。条件と確率を正直にお伝えします。
1. メーカー販売店の引取りサービス
購入店舗が引取りをやっている場合あり。Mauやペット用品大手の一部で、新規購入時の引取りを実施。古いキャットタワー単品の持ち込み引取りは原則不可
2. 保護猫団体・里親会への譲渡
状態が良ければ歓迎されることが多い。事前にSNSや地域の保護団体に「キャットタワーお譲りします」と連絡。受け渡しの手間あり
3. ジモティーで「あげます」投稿
無料で引き取り手を探せる地域掲示板。引渡し場所まで取りに来てもらえる。投稿から成立まで早ければ1〜3日
4. リサイクルショップ・買取業者
未使用に近い・ブランド品の場合のみ。出張買取をやっている業者を選ぶと運搬不要。買取成立率は約8%(MFS提携データ)
ちなみに、ペット用品は「猫アレルギーの方が増えている」関係で、ジモティーでも譲渡成立率は家具より低めです。引き取り手が見つからない場合に備えて、2週間で決まらなければ業者依頼に切り替える、というスケジュール感がおすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q1. キャットタワーは何ゴミで出せますか?
多くの自治体で「粗大ごみ」扱いです。一辺の長さが30cm(または50cm)を超えると粗大ごみ判定になります。解体して30cm以下にすれば、布・木材は燃えるごみ、金具は不燃ごみとして出せます。自治体ごとに基準が違うので、お住まいの市区町村公式サイトで「キャットタワー」または「猫用品」で確認してください。
Q2. 突っ張り式の天井までの大型は、自治体で回収してくれますか?
回収してくれますが、玄関先までの搬出は自分で行う必要があります。マンション高層階・エレベーターなしの場合、自力搬出が困難なら不用品回収業者を呼んだほうが安全です。料金は5,000〜10,000円が相場です。
Q3. 猫が亡くなったあとのキャットタワー、思い出があって雑に捨てられません…
そういうご相談はとても多いです。お焚き上げや供養サービスを行っているペット霊園もあります。または、地域の保護猫団体に「次の猫ちゃんに使ってもらえれば」と譲渡するのも、気持ちの整理になると話される方が多いです。急がず、納得できる方法を選んでください。
Q4. リサイクルショップで売る場合、いくらで売れますか?
未使用・新古品で2,000〜8,000円が相場です。使用感のあるものは買取不可がほとんど。ブランド品(モダンキャットタワー、Mau、RAKUDAなど)で状態が良ければ高めの査定が出ます。出張買取に対応している業者を選ぶと運搬の手間が省けます。
Q5. 業者に頼むと、キャットタワー1点でいくらかかりますか?
単品で3,000〜8,000円が相場です(小型〜大型、地域による)。なお、基本料金や出張費が含まれるため、他の不用品とまとめて頼んだほうがコスパが良いです。AI一括見積もりで複数社比較すると、お住まいエリアの最安値が把握できます。
Q6. 即日処分はできますか?
可能です。不用品回収業者の多くが即日対応をしています。料金は通常+2,000〜3,000円程度。引越し前日・退去前日などの急ぎでも対応してもらえることが多いです。
Q7. キャットタワーの解体、女性一人でもできますか?
小型(60〜90cm)なら可能です。中型・大型は2人作業が安全。突っ張り式は天井のテンションを緩めずに倒すと事故のもとなので、無理せず業者依頼を検討してください。
まとめ — 「もう一度、あの子のために」が終わるとき
キャットタワーの処分は、サイズ・状態・他の不用品との組み合わせで選び方が変わります。ひとことで言えば、「小型・1階・他に処分品なし」なら粗大ごみ、「大型・高層階・他にも処分品あり」なら業者依頼が現場感覚での正解です。
先月、川崎市のお客様で、20年お住まいだったお母様の家を片付ける息子さんがいらっしゃいました。お母様は1年前に亡くなり、その2ヶ月後に飼っていた猫ちゃんも後を追うように旅立った。家に残されたキャットタワーは、お母様が娘さん(息子さんの妹)とDIYで組み立てた手作り。捨てるに捨てられず、ずっと部屋の隅にあったそうです。
ご依頼いただいた時、息子さんは「ちゃんと、お別れする気持ちで運び出してほしい」とおっしゃいました。スタッフ2人で丁寧に解体し、トラックに積み込むまで20分。終わったあと、息子さんは「ありがとう、もう大丈夫です」と笑ってくださいました。
キャットタワーは、ただの家具じゃない。家族の時間が染み込んだものです。だから、処分方法を選ぶ時は「楽さ」「安さ」だけじゃなく、「気持ちが納得できるか」も判断軸に入れてあげてください。それが、長年寄り添ってくれた猫ちゃんへの、最後の優しさになると思います。